再エネ・技術

再エネ「最も競争力ある」 国際機関幹部、原発に限界 (共同通信) - Yahoo!ニュース

Yahoo!ニュース 2026-05-03
国際エネルギー機関(IEA)の幹部が、再エネは原発よりも競争力があり、コスト低下が進んでいるためGX推進の鍵になると発言

専門家の視点

再エネが「最も競争力ある」という発言は、国際機関幹部の見解として一つの現実を突くものです。ここで起きているのは、物語先走りと実体の翻訳不足が同時に進行する構造です。太陽光や風力のコスト低下は測定可能な事実であり、経済合理性は既に原発を上回る領域があります。一方で、再エネの導入拡大は系統接続や調整力、需給バランスといった物理的制約に直面しており、その解決策となる蓄電池や送電網投資の具体像が語られないまま、コスト競争力だけが一人歩きします。時間軸の観点では、原発の新設は長期かつ高コストですが、既存原発の運転延長は依然として有力な選択肢であり、この二者択一の構図自体が議論を歪めています。誰が実行するのかという実行レイヤーも曖昧です。国際機関のメッセージは各国政府の政策を動かしますが、再エネの導入を実際に進める送電事業者や地域コミュニティの合意形成は別の時間軸で動いています。隠れた前提は「再エネ=原発」という対立軸で、この前提を問い直せば、再エネと既存原発の共存も現実的な経路として見えてきます。次の観測点は、系統整備への投資規模と、稼働済み原発の扱いに関する各国の政策調整です。

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