【6月23日(火)】ウェビナー「サステナビリティと企業価値の「シナジー」のつくりかた -先行事例や投資家の視点を基に-(後編)」を開催 - PR TIMES
サステナビリティと企業価値のシナジー(相乗効果)について、先行事例や投資家の視点を基に解説するウェビナーの開催告知。
専門家の視点
サステナビリティと企業価値の「シナジー」を語るウェビナー案内は、まさに期待先行の典型です。実体として、国内上場企業のサステナビリティ開示は依然としてコンプライアンス対応に留まり、資本コストを意識した経営へ踏み込む事例が限定的です。投資家の視点という物語を掲げても、その投資家が実際にESG情報を企業価値評価へ織り込む運用プロセスはブラックボックス化しています。隠れた前提は「事例と投資家の視点を聞けば自社のシナジーを構築できる」という幻想です。実際にはシナジーの構築手段は業種・事業モデルで決定的に異なり、汎用解は存在しません。ここでの実行レイヤーは経営企画やIR担当者ですが、彼らが統合思考を具現化するには、会計・事業戦略・資本市場の知見を束ねる高度な人材が必要です。しかしその人材育成制度はまだ国内企業に根付いていません。イベントの継続開催は、物語消費が続く構造を固めるだけです。次に見るべき観測点は、このウェビナー参加企業が1年後に開示統合や資本効率指標をどう変えたかという追跡です。