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【日本】キリンHD、ネットゼロ基準でSBTi再承認。FLAG目標追加、2030年33%削減 | Sustainable Japan | 世界のサステナビリティ・ESG投資・SDGs - Sustainable Japan

Sustainable Japan 2026-04-30
キリンホールディングスがSBTiからネットゼロ基準で再承認を受け、FLAG目標を追加し2030年までに33%削減を目指すと発表。

専門家の視点

キリンHDのSBTi再承認は、スコープ1・2と3を分離し、FLAG目標を追加した点が実体の変化です。FLAGは森林・土地由来の排出を扱う新枠組みで、飲料大手が原料調達の環境負荷を数値化したことは、従来のカーボンニュートラル論に物理的制約を組み込んだ意味を持ちます。ここでの論点は、2030年33%削減という目標が、ネットゼロ基準で再計算された際に基準年と算定範囲がどう変わったかです。目標値だけを追うと、前回承認より削減率が低下したように見える可能性があり、物語と実体のズレが生まれます。また、FLAG目標の達成手段として、サプライチェーン上の農地管理や調達先の土地利用転換を誰が実行するのか、という実行レイヤーが不明瞭です。キリンHD単体の努力では森林由来排出の削減は完結せず、原料供給者との連携が不可欠ですが、その実効性は開示されていません。期待としては、ESG投資家がFLAG目標を「先進的」と評価する一方、実証データの蓄積がないまま目標だけが先行するリスクがあります。次の観測点は、再承認後の開示資料で基準年変更の影響とFLAGの進捗指標が具体的に示されるかです。

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