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【国際】ISS STOXX、コーポレート・レーティングに「ガバナンス・クオリティ・スコア」追加 | Sustainable Japan | 世界のサステナビリティ・ESG投資・SDGs - Sustainable Japan

Sustainable Japan 2026-04-29
ISS STOXXがコーポレート・レーティングにガバナンス・クオリティ・スコアを追加したニュース

専門家の視点

ガバナンス指標の標準化競争が、ESG評価の実体を一段と複雑にする構造です。ISS STOXXの新スコアは、取締役会構成や監査、株主権といった従来の「ガバナンス」を数値化する試みですが、ここには本質的なズレが潜んでいます。測定可能な仕組みを精緻化しても、企業風土や意思決定の質といった実体部分は依然として翻訳されないままです。 物語の先行が鮮明です。スコアという形で「客観的」に見える指標を提供すれば、投資家は測定できるものに依存して、測定できないが重要なリスクを見落とす可能性があります。また、この種のスコアは欧米のコーポレートガバナンス規範を前提としており、日本企業の取締役会文化や、持ち合い解消が進まない実態との間に非対称性が生じます。 期待先行の側面も否めません。評価機関が新指標を追加するたびに、投資家はデータ処理と対応に追われ、ESG投資の本来の目的である長期的な価値創造から注意が逸れる構造があります。 次の観測点は、このスコアが実務でどのように使われ、アセットオーナーが単なるスクリーニングツールとして消費するか、それとも経営陣との対話に活用するかです。

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