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「脱炭素」で危ぶまれる銅、ニッケル不足の打開策 JX金属は「都市鉱山」を活用、鍵は排出量の削減の写真一覧 - 東洋経済オンライン

東洋経済オンライン 2026-04-29
JX金属が都市鉱山を活用し、脱炭素で不足が懸念される銅やニッケルの供給と排出量削減を両立する方策を紹介

専門家の視点

脱炭素移行が銅とニッケルの需給逼迫を生む一方で、JX金属が着目する都市鉱山は、資源枯渇という物語に対抗する具体的な実体を持ちます。しかし、リサイクル原料は品位が低く、採取に要するエネルギーやコストが新鉱山開発と同等かそれ以上になり得るのが構造的な難所です。ここでの隠れた前提は、都市鉱山が天然鉱山の単純な代替手段だという見方ですが、実際には供給量の安定性と品質管理という点で、まったく異なる産業として扱う必要があります。鍵とされる排出量削減は、精錬工程の電力を再生可能エネルギーへ切り替えることで初めて達成可能であり、これは銅やニッケルの価格競争力を左右する投資判断です。次の観測点は、JX金属が海外のリサイクル原料をどこまで確保し、精錬工程の脱炭素化に伴うコスト増を最終製品価格に転嫁できるかという点です。時間軸で見れば、都市鉱山は即効性のある不足解消策ではなく、長期にわたって供給ポートフォリオを補完する手段です。都市鉱山は天然資源の代替ではなく、エネルギー転換期における補完的な供給源という位置づけで捉えるべきです。

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