制度・政策

資源エネルギー庁、Web情報「世界で見直しがはじまった自動車産業政策〜日本の「マルチ ...

2026-05-02
資源エネルギー庁が、脱炭素対応によるEV普及促進や日本の「マルチパスウェイ」戦略を解説する記事

専門家の視点

資源エネルギー庁が「世界で見直しがはじまった自動車産業政策」を発信した背景には、EV一辺倒だった各国の政策が現実の市場構造に直面して軌道修正を迫られている事実があります。欧州や米国では補助金の縮小や規制の先送りが具体化しており、これは物理的な充電インフラ不足や電池原材料の供給制約という実体が、脱炭素という物語に追いついていないことの表れです。日本が従来から掲げるマルチパスウェイ戦略は、実はこのズレを先取りしていた側面がありますが、問題はその物語が「ハイブリッド車擁護」と受け取られ、世界のEVシフトという期待と衝突してきた点です。ここでの構造は、物語先走りでも実体欠落でもなく、期待と実体の位相がずれていることです。見るべき観測点は、今後日本の政策が電池サプライチェーンや充電インフラという実体投資にどれだけ具体的な数値目標を伴わせるかです。他国が規制を緩めた瞬間に「やはりEVはダメだ」と読むのは誤りで、脱炭素の目的自体は不変のまま、経路のみが可逆的に調整されている構図です。

配信元の記事を読む →
← GXニュース一覧に戻る