海洋廃棄ペットボトル1.8万本が“働くユニフォーム”へ 愛知のサステナブル素材、岐阜の企業が採用 “環境を守る”共感がつないだ連携(中京テレビNEWS) - Yahoo!ニュース
海洋廃棄ペットボトルから作られたサステナブル素材を岐阜の企業がユニフォームに採用した事例
専門家の視点
海洋廃棄ペットボトル1.8万本がユニフォームになるという構図は、回収・再資源化・製品化という一連の流れが企業間連携で成立した点に実体があります。ただし、ここで問うべきは、素材の調達が単発的か継続的かという点です。1.8万本という数量は、一企業の採用決定としては具体的ですが、海洋プラスチック全体の排出量から見れば極めて限定的です。物語は「環境を守る共感」で結ばれていますが、この共感が次の採用企業を生む仕組みになっているかが構造の分かれ目になります。同時に、海洋廃棄ペットボトルは塩分や異物の混入で洗浄・選別コストが高く、通常のリサイクル素材より高価格になるのが通例です。そのコスト差を企業がどう負担するのか、あるいは製品価格に転嫁するのかが開示されなければ、共感は一時的なプロジェクトに留まります。期待は、この事例を見た他企業が追随するかどうかに集中します。次の観測点は、この素材を採用したユニフォームの販売数量と、原料調達が定期化されるかどうかです。