再エネ・技術

再エネ・再点検(上)メガソーラー導入に逆風 農業とのタッグ、再注目 - 日本経済新聞

日本経済新聞 2026-04-27
メガソーラー導入に逆風が吹く中、農業と連携した新たな太陽光事業の形が再注目されている

専門家の視点

太陽光発電と農業の両立は、単なる土地利用の競合ではなく、土地の所有権と収益配分という二つの異なる論理の接合問題です。メガソーラーの逆風は、発電事業者が農地転用のハードルを越えても、地域コミュニティの同意が得られないという制度的な摩擦を反映しています。農業とのタッグは、土地の生産性を維持しながらエネルギーの付加価値を重ねる試みですが、実際の収穫量と発電量のバランス、そして収益の分配比率が明示されない限り、模範事例の域を出ません。 過去の記事と比較しても、今回の記事は「再注目」という評価を示すだけで、具体的な収益モデルや比較可能な実証データが欠落しています。この説明不足が、投資家の期待と現実のギャップを拡大させる要因です。 次の観測点は、農業と発電をセットで運営する新組織の出資比率と、発電開始後の収穫量の変動です。この二つが数値で共有された時点で、このタッグは単なる理念から制度的な実行段階へ移行します。現時点では、農業保護とエネルギー転換という二つの公共目的の間で、どちらが優先されるかを見極める段階のままです。

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