企業動向

地域の脱炭素実現へ 紀の川市と紀陽銀ら3者協定

2026-10-07
紀の川市と紀陽銀行ら3者が、地域のカーボンニュートラルやサーキュラーエコノミー実現に向けた連携協定を締結した。

専門家の視点

紀の川市・紀陽銀行・バイウィルの3者協定は、J-クレジットなど環境価値の情報共有と事業推進を掲げる枠組みです。役割は市のLED化推進、バイウィルの「きらきラボ」運営管理支援、紀陽銀行の地元企業への啓発と購入企業探索であり、実行レイヤーは比較的明確です。一方、協定は締結段階であり、削減量・クレジット創出量・対象企業数・収益配分は確認できません。物語はカーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーを並べますが、市のLED化とJ-クレジット創出をどう接続するか、検証指標は未提示です。期待は銀行の顧客網と自治体の調達力に先行し、創出側の供給量と購入側の需要が本当に噛み合うかは未知数です。次の観測点は、きらきラボで生まれるクレジット量と紀陽銀行が掘り起こす購入企業数です。

和歌山県の紀の川市は地域の脱炭素化の実現に向けて9月30日、㈱紀陽銀行(和歌山市本町)、環境価値化支援を行う㈱バイウィル(東京都中央区)と連携協定を締結した。 協定では、J-クレジット(温室効果ガスの削減量を国が認証する制度)をはじめとする環境価値に関する情報の共有化や、事業の推進などで相互に連携を強化する。これにより、地域におけるカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出実質ゼロ)やサーキュラーエコノミー(資源を循環させる経済システム)の実現を目指す。 主な連携内容としては、環境価値に関する情報、サービス、ノウハウなどの提供や環境価値を活用した新たなビジネスモデルの創出などが掲げられている。 市はLED化による二酸化炭素削減を推進し、バイウィルはJ-クレジット創出プログラム「きらきラボ」の運営管理を支援。紀陽銀行は地元企業へのLED化の啓発やPR、購入企業の探索を担い、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進める方針。

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