企業動向

【日本】大林組とAGC、解体廃窓ガラスをフロート板ガラスへ水平リサイクル。国内初

2026-08-31
大林組とAGCが解体現場由来の廃窓ガラスを建築用フロート板ガラス原料に再利用する水平リサイクルフローを国内で初めて構築した。

専門家の視点

解体現場由来の廃窓ガラスを、同じ建築用フロート板ガラスの原料へ戻す国内初の水平リサイクルフローです。ここで確認できるのは、大林組とAGCという実行主体の組み合わせと、リサイクルの方向性が「水平」であることだけです。まだ確認できないのは、回収量や品質管理の方法、コスト、そして実際の稼働開始時期です。 この取り組みの構造的な特徴は、ゼネコンとガラスメーカーという川上と川下の異業種が、解体という廃棄物発生点と製造という利用点を直結させた点です。通常の垂直リサイクルでは見られない、解体現場という発生源の管理が鍵になります。ただし、窓ガラスには合わせガラスや強化ガラスなど品種が混在し、フロート板ガラスの原料には高い品質基準が求められるため、選別と不純物除去の工程が実用化の分岐点です。 今後観測すべき点は、このフローが実証段階から商業稼働に移る時期と、そこで処理される年間量です。また、建設廃材のリサイクルは運搬コストが経済性を左右するため、都市部の解体現場で採算が取れるかどうかが普及の条件になります。

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