再エネ・技術

中小型CO₂回収装置「CO₂MPACT™フルモジュール」にニューモデルを投入CO₂回収量を拡大して、より幅広い顧客ニーズに対応 | 三菱重工

mhi.com 2026-08-28
中小型CO2回収装置「CO2MPACT™フルモジュール」に年45万トンクラスのCO2回収量を持つニューモデルを投入し、納期短縮や幅広い排ガス源への対応を実現する。

専門家の視点

中小型CO2回収装置の最大処理量が年間7万トンから45万トンへと約6倍に拡大した事実が、この発表の核心です。標準設計とモジュール比率90%以上の量産型工法により、現地作業を省力化して納期を6〜12カ月短縮するという説明は、技術的な合理性を持ちます。しかし、ここで確認できるのは装置のラインアップ拡充と納期短縮の主張までであり、実際に45万トン級の装置がどの排ガス源で、いつから稼働し、回収コストがどの程度になるかは未公表です。つまり、供給側の製品投入という実体は明確ですが、需要側の導入実績や経済性という検証可能な進捗はまだ示されていません。 今回の説明は、技術の大型化が顧客ニーズへの対応と結びつけられ、展示会や基調講演といった情報発信の機会と一体で語られています。物語としては「より幅広いニーズに応える」という方向性が明確で、将来のラインアップ拡充も予告されています。一方で、45万トン級の装置が具体的にどの産業のどの規模の排出源を想定し、従来の7万トン級と比べて回収単価がどう変わるのかという比較基準は省略されています。

◆ 標準設計とモジュール設計の採用により、顧客設備の排ガス源に合わせた最適化提案と納期短縮を実現◆ 国内の大規模CCUS展示会「CCUS EXPO」に出展、CO2MPACT™新ラインアップのコンセプトを紹介 三菱重工業は、中小型CO2回収装置「CO2MPACT™(コンパクト)」シリーズにニューモデルを投入します。「CO2MPACT™フルモジュール」が持つ、標準設計をベースとした量産型フルモジュールのコンセプトを踏襲しながら、サイズアップした装置をラインアップに加えます。 これまでのCO2MPACT™フルモジュールは、7万トン/年のCO2回収量を最大としていましたが、今回のニューモデルで45万トン/年クラスの商用化を実現します。今後も顧客ニーズに合わせ、ラインアップを拡充していく予定です。また、今回サイズアップした装置も、CO2MPACT™フルモジュールに適用されてきた標準設計思想を採用しつつ、幅広い排ガス源(CO2濃度)に対応できる工夫をしているため、工期・コスト・機器配置などを事前に検討する期間が短縮されます。さらに、モジュール比率を90%以上に拡大することにより、従来のプラント建設で大きなボリュームを占める現地作業の効率化・省力化を実現できるため、従来の工法に比べて6~12カ月程度の納期短縮が可能となります。加えて、モジュールはトレーラーによる公道輸送や鉄道輸送が可能なサイズとしています。これらの特長により、これまで以上に幅広い顧客ニーズへの対応が可能となります。 なお、三菱重工グループは、9月9日(水曜)から11日(金曜)まで幕張メッセ(千葉市)で開催される大規模なCCUS(CO2の分離・回収・利用・貯蔵:Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)の展示会である「CCUS EXPO」に出展。CO2MPACT™の新ラインアップのコンセプトや当社のCO2回収技術の実績などを紹介します。また10日(木曜)には、当社のプラント・インフラドメインCCUS事業責任者である長安 立人(ながやす・たつと)が、「三菱重工のCCUSバリューチェーン構築に向けた取り組み」と題して基調講演を行う予定です。 三菱重工グループは、外部環境の変化を踏まえ、安全・安心の実現やエネルギー安定供給など、当社が社会課題の解決に貢献できる分野において事業機会を捉えていきます。カーボンニュートラルへの取り組みは、エネルギーセキュリティと産業競争力の維持を考慮する現実的な路線に進んでいます。当社が取り組む多種多様なCO2排出源と貯留・利活用をつなげるCCUSバリューチェーンの構築は、カーボンニュートラル社会の実現に向けた重要なソリューションのひとつです。今後も、独自のCO2回収技術を活用したCCUS事業を強力に推進するとともに、ソリューションプロバイダーとして温室効果ガス排出削減にグローバルに貢献し、環境保護に寄与するソリューションの開発をさらに進めます。 【展示会概要】「第26回 SMART ENERGY WEEK【秋】2026 CCUS EXPO-CO2の分離・回収・利用・貯蔵 技術展」会期:2026年9月9日(水曜)~11日(金曜)10:00~17:00三菱重工業ブース:幕張メッセ 7ホール E23-60ご来場事前登録https://www.wsew.jp/hub/ja-jp/about/ccus.html 【基調講演概要】日時:2026年9月10日(木曜)10:30~11:30タイトル:三菱重工のCCUSバリューチェーン構築に向けた取り組み登壇者:三菱重工業株式会社 理事 プラント・インフラドメイン CCUS事業責任者 長安 立人聴講申し込みhttps://biz.q-pass.jp/f/13277/sewaki2026_seminar/seminar_register 三菱重工グループのCO2回収技術について三菱重工グループは、1990年から関西電力株式会社と共同でCO2回収技術の開発に取り組んでいます。2026年8月現在、これらの技術を用いたプラントを18基納入しており、さらに2基を建設中です。当社の独自技術であるKM CDR Process™ は、再生効率に優れ、劣化が少ないといった特徴があり、優れた省エネルギー性能と運用コストの低減を実現します。 【三菱重工グループ「CO2回収技術」製品情報はこちら】https://www.mhi.com/jp/products/engineering/co2plants.html Tags: エナジー・環境 担当窓口:プラント・インフラドメイン 三菱重工グループについて 三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の

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