【中国】CATL、スコープ1と2でGHGゼロ達成。2027年からサプライヤーにGHG開示義務化
中国CATLがスコープ1・2のカーボンニュートラル達成を発表し、2027年からサプライヤーにGHG開示を義務付ける。
専門家の視点
CATLはスコープ1と2のカーボンニュートラル目標を2025年に予定通り達成したと発表し、同時に2027年からサプライヤーへのGHG開示義務化を打ち出しました。ここで確認できるのは、自社の直接排出と間接排出に関する成果と、今後サプライチェーンへと対象を広げる制度的な段取りです。一方で、スコープ3を含むバリューチェーン全体の排出量がどの程度削減されたか、あるいはサプライヤーへの開示義務がどのような基準と監査体制で運用されるのかは、まだ確認できません。 この構造は、自社完結の達成発表と、未だ詳細が固まっていない外部への要求という二つの時間軸を同時に進めるものです。開示義務化は制度の導入であり、実際の削減効果は数年後の執行と検証を待つ必要があります。CATLの発表は目標達成という過去時制の確定と、2027年という未来時制の約束を接続することで、取り組みの連続性を強調する意図が読み取れます。 次の観測点は、開示義務の具体的な基準と、サプライヤーの排出データがどの程度の精度で検証されるかです。