制度・政策

初の応札不足で落札率は100%に 容量市場2027年度向け追加オークション

2026-08-13
2027年度向け容量市場の追加オークションで初の応札不足が発生し、応札容量458万kWの全量が落札された。

専門家の視点

容量市場の追加オークションで初めて応札不足となり、落札率が100%に達したことは、制度設計の前提が崩れた瞬間です。供給力不足量518万kWに対し応札は458万kWであり、そもそも必要量を満たしていません。これは価格が上昇しても供給が集まらない状態を示しており、市場メカニズムだけでは電源確保が困難になったことを意味します。 注目すべきは、不足分60万kWがどう扱われるかです。今回の要約には、未達分の再調達手段や、既存電源の維持・新規投資への波及効果が明記されていません。容量市場は「将来の供給力を事前に約束する」仕組みですが、応札不足は約束自体が集まらない事態であり、制度の信頼性に関わる論点です。 次の観測点は、2026年6月の追加オークション後に公表されるであろう電源投資の動向と、発電事業者の撤退・新規参入の判断です。今回の結果は、価格シグナルが十分でないか、参入障壁が高いかのどちらかを示しています。制度の持続可能性を問う段階に来ているのです。

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