排出量算定

EcoVadisとNovata、一次データ連携でScope3排出量算定を高度化 サプライヤ排出データを統合

ESG Journal 2026-08-04
排出量算定やScope対応の実務理解に直結し、GX業務の入口として重要です。

専門家の視点

EcoVadisとNovataの連携は、Scope3算定における「一次データ」と「サプライヤー評価データ」という二つの情報基盤を接続する試みです。現状、記事から確認できるのは企業間の連携発表のみで、具体的な数値や実証結果、導入企業の効果は示されていません。つまり、この段階は「計画」であり、「稼働」や「効果実証」はまだ先の話です。 注目すべきは、この連携が解決しようとしている構造的ギャップです。Scope3算定の実務では、サプライヤーから得られるデータの粒度や質が不統一で、一次データの収集コストが高いことが課題とされてきました。過去の論点も、何を、誰から、どこまで集めるかという実務の設計にありました。今回の連携は、評価データという既存の枠組みに排出量データを結びつけることで、収集プロセスを効率化しようとするものです。 ただし、データ連携が機能するには、両社のデータ形式や更新頻度、サプライヤーの報告負担といった実行レイヤーの統合が不可欠です。ここが不明瞭なままでは、連携発表が「物語」として先行し、実際の算定高度化が遅れる構造になります。

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