意見書「日本のエネルギー安全保障の強化に向けて」を公表しました(2026.07.30) | JCLP
日本気候リーダーズ・パートナーシップが政府に対し、断熱・ZEV・再エネなど5分野を強化し化石燃料依存を低減するよう提言した。
専門家の視点
エネルギー政策の提言と実証事業の募集が、ほぼ同時期に別々の主体から出ています。JCLPの意見書は、化石燃料依存からの転換として省エネ・電化と国内再エネ拡大を柱に据え、政府への政策強化を求めていますが、肝心の「誰が、いつ、何を使って」実行するのかという実行レイヤーへの言及がありません。企業連合による提言は方向性を示すものの、具体的な導入スケジュールや投資規模、既存制度との整合性といった実装条件が欠落しています。一方、環境省の実証事業は、余剰電力の需要創出という点で両者は補完関係にありますが、意見書内の再エネ拡大論が需給調整という物理的制約とどう向き合うのか、その接続が示されていません。ここで欠けているのは、再エネ大量導入時に必ず生じる系統制約と市場設計という制度インフラの議論です。提言と実証という二つの動きが並走する構造は、政策立案者にとっては理解しやすい一方、企業の意思決定者には「要請」と「実効策」の距離感が大きいままです。次の観測点は、この意見書の政策提言のうちどの項目が次年度予算や制度改正に具体的に反映されるかという点です。
本日、日本気候リーダーズ・パートナーシッ プ(以下JCLP)は、 「日本のエネルギー安全保障の強化に向けて」意見書を公表しました。 化石燃料依存という構造課題に向き合い、省エネ・電化と国内再エネの拡大を柱に、政府へ5つの政策強化を提言します。 意見書全文 プレスリリース お問い合わせ
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