再エネ・技術

CO2を首都圏の海底に 温暖化対策の“切り札”と課題

2026-08-03
千葉県九十九里浜沖でCO2を海底深くに封じ込めるCCS技術の事業化に向けた試掘調査が7月から始まる。

専門家の視点

首都圏沖でのCCS試掘は、排出源から近い地層にCO2を閉じ込める「近接性」という現実的な利点を持つ一方、その成否は地元漁業者や住民の合意形成という社会的な実体に左右される構造です。技術的にはCO2の圧入・貯留自体は実証段階にありますが、地震リスクや長期的なモニタリング体制、万一の漏洩時の責任分担といった制度設計はまだ十分に翻訳されていません。物語は「切り札」という言葉に集約されるように、脱炭素目標達成への期待を先走らせていますが、実体である事業化の採算性や圧入後の1000年単位の管理コストが誰に負担されるのかという論点が抜け落ちています。ここでのズレは物語先走りです。次の観測点は試掘結果の公表時期と、漁業補償を含む地元合意のプロセスです。時間軸で見れば、CCSは効果が現れるまでに10年以上かかる不可逆な選択肢であり、同時並行で排出削減の徹底という別の現実も存在します。両立しにくい二つの事実として、「首都圏の排出量を削減する手段」と「地元の海を預かるコミュニティの判断」を並置し、技術の優劣ではなく、誰がリスクを引き受けるのかという問いが真の論点です。

シェアする解説委員室東京都心から約80キロの千葉県九十九里浜沖で、二酸化炭素を海底の地下深くに封じ込める「CCS」という新たな技術の事業化に向けた試掘調査が7月から始まりました。 CCSは、地球温暖化対策の“切り札”と… 「解説委員室」ニュース解説 まとめサイト 「来るはずの7人が…」 外国人が働く現場で何が? 甲子園出場のエース襲った熱中症 意識不明を乗り越えて今は 「51番目の州になりたい!」アメリカ、切望する首都の住民 SNSで広がる“投資情報”どう選ぶ?【経済コラム】 SNS投稿 いいねや表示回数を水増し…“スマホ農場” 実態は 最新・注目の動画最新・注目の動画配信中の動画を見る天気予報・防災情報天気予報・防災情報天気予報・防災情報を確認する新着ニュース新着ニュースNYダウ最高値更新 中東情勢悪化の懸念和らぐ 8月4日 7:46イランは協議否定 米大統領“協議進行中で最後のチャンス” 8月4日 7:41台風13号 小笠原諸島に近づく 高波と暴風に厳重に警戒を 8月4日 7:20熊本地震1週間 38人死亡 災害関連死いかに防ぐか喫緊の課題に 8月4日 7:12新着ニュース一覧を見る各地のニュース各地のニュース地域を選択都道府県を選ぶとその地域のニュースページへ移動します。地図から選ぶ

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