【中国】政府、再エネ5カ年計画発表。2030年までに太陽光・風力で発電量30%確保 | Sustainable Japan | 世界のサステナビリティ・ESG投資・SDGs - Sustainable Japan
中国政府が第14次五カ年計画で、2030年までに太陽光と風力による発電量を全体の30%に引き上げる目標を発表した。
専門家の視点
中国政府が発表した再生可能エネルギーの5カ年計画は、2030年までに太陽光と風力で発電量の30%を確保する目標を掲げています。ここでまず確認すべき実体は、中国の太陽光・風力の設備容量が既に世界最大であり、この目標自体は現在の導入ペースから見て達成可能な範囲に収まっている点です。しかし物語として、目標が「30%」という発電量シェアに焦点を当てていることには注意が必要です。発電量シェアは設備容量だけでなく、稼働率や送電網の制約、蓄電容量にも左右されます。つまり、設備を増やしても実際に発電された電力が30%に達するかは別問題であり、物語が実体よりも楽観的にフレーミングされている可能性があります。期待のレイヤーでは、投資家や国際社会がこの目標を「中国の脱炭素加速」と受け止め、太陽光・風力関連株やサプライチェーンに資金が流入しやすい状況です。ただし、この期待は系統安定化や石炭火力のフェードアウトといった実体の課題を軽視する「期待先行」のリスクをはらんでいます。隠れた前提は「太陽光・風力の導入増加=発電量の増加」という単純な因果関係です。