再エネ・技術

ペロブスカイト太陽電池の性能評価を開始 東北電力と倉元製作所

2026-07-27
東北電力と倉元製作所がペロブスカイト太陽電池の性能評価を開始すると発表した。

専門家の視点

ペロブスカイト太陽電池の性能評価開始という発表ですが、実体としては「評価を始める」という計画段階にあり、量産や実証の具体的な数値目標やスケジュールは示されていません。物語としては「脱炭素の切り札」という期待が先行しやすい技術分野ですが、ここでは評価開始という手続き上の一歩が強調されており、物語と実体の間に大きな開きは生じていません。しかし、この分野で欠落しがちなのは「誰が量産を実行するのか」という実行レイヤーです。東北電力と倉元製作所の組み合わせは、電力会社と部材メーカーという役割分担が明確で、実装に向けた連携の具体像が出てきた点は評価できます。隠れた前提として「性能評価が成功すれば自動的に普及する」という楽観論がありますが、実際には製造コストや耐久性、廃棄・リサイクル制度が整わなければ市場には浸透しません。この記事の構造は「実体が翻訳されていない」の類型です。技術の進捗は報告されたが、その進捗が意味する制度や市場への影響が語られていないため、次の観測点は評価後の試験結果公表と、それを受けた発電事業への組み込み時期です。

東北電力と倉元製作所は2026年7月17日、ペロブスカイト太陽電池の性能評価を開始すると発表した。 東北電力と倉元製作所は2026年7月17日、ペロブスカイト太陽電池の性能評価を開始すると発表した。倉元製作所がペロブスカイト太陽電池を提供し、さまざまな場所に導入して性能や耐久性を確認する。 実証では、従来のシリコン型太陽電池と同形状のガラス型ペロブスカイト太陽電池を東北電力研究開発センター(仙台市青葉区)構内に設置。同センター内の水素製造システムおよび電力系統と接続し、併設する従来のシリコン型と比較して、同環境下の発電電力量および水素製造量について検証を進めるとともに、電池の耐久性についても確認する。 フィルム型のペロブスカイト太陽電池についても研究開発センターの壁面に導入し、どのような発電性能が得られるか検証を進める計画だ。 評価項目は、発電効率の測定(屋外環境下)、耐久性の検証、温度・湿度など環境因子の影響評価、既存設備との接続性・制御性の確認となっている。今後は、積雪地における発電特性の把握など、地域特性の違いも考慮に入れた性能評価を段階的に進める計画だという。 倉元製作所は年産1MW規模のペロブスカイト太陽電池工場の立ち上げを計画しており、2025年12月に事業子会社であるKURAMOTOペロブスカイトを設立した。中国の广 聚石化学股 有限公司の完全子会社である聚石化學香港と、ペロブスカイト事業における提携と合弁事業化に向けた協議も進めている。 Copyright ITmedia, Inc. All Rights Reserved. ITmediaはアイティメディア株式会社の登録商標です。 メディア一覧 | 公式SNS | 広告案内 | お問い合わせ | プライバシーポリシー | RSS | 運営会社 | 採用情報 | 推奨環境

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