再エネ・技術

【中国】政府、再エネ5カ年計画発表。2030年までに太陽光・風力で発電量30%確保

2026-07-27
中国政府が第15次5カ年計画で再エネを中核とする方針を示し、2030年までに太陽光・風力で発電量の30%を確保する目標を発表した

専門家の視点

中国の再生可能エネルギー5カ年計画は、2030年までに太陽光と風力で発電量の30%を確保するという野心的な目標を掲げています。ここで注目すべきは、実体と物語の間にズレが生じる可能性がある点です。実体としては、太陽光と風力の設備容量は世界最大級であり、既に拡大の実績があります。しかし、問題はその発電量が安定的に系統に統合され、実際の電力需要を30%賄えるかどうかです。送電網の整備や出力変動への対応、蓄電技術の導入といった制度・技術の実体が追いつかなければ、目標は達成困難です。「中核的なエネルギー源」という物語は壮大ですが、実行レイヤーである送電網の安定運用や電力市場改革の進捗が鍵を握ります。隠れた前提は、中国がこの規模で再エネを導入しても系統安定性を維持できるという楽観的な見通しです。これは物語先走りの構造であり、現時点では期待先行の市場反応が生じやすいと言えます。次に注視すべきは、この計画に対応した送電網投資の具体的な数値目標と蓄電設備の導入義務化の有無です。

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