再エネ・技術

【国際】初の蓄電所開発ランキング発表。中国勢席巻。ウッド・マッケンジー

2026-07-27
世界の蓄電所(BESS)インテグレーターの初の総合ランキングが発表され、中国勢が席巻、2025年に年間導入量が初めて100GWを突破した。

専門家の視点

世界の蓄電所市場で、中国企業が開発ランキングを席巻したという事実は逃れられない現実です。ウッド・マッケンジーの調査は、2025年に世界のBESS年間導入量が初めて100GWを突破するという予測とともに、中国勢のプレゼンスが急速に拡大していることを示しています。物語としては「中国の技術優位と量産効果が市場を支配した」という説明がなされていますが、ここでは二つの構造的なズレを指摘する必要があります。一つは、このランキングが「インテグレーター」すなわち蓄電システムを構築する事業者を対象としている点です。中核部品であるバッテリーセルやパワーコンディショナーの競争力とは実体が異なる可能性があります。もう一つは、時間軸の前提です。2025年のガイダンスは需要爆発を前提としていますが、系統連系の許認可や運用ルール、リサイクル制度といった社会システムの整備速度はそれに追いついていません。期待先行の構造であり、市場は走りすぎている一方で、導入後の運用リスクや廃棄問題という実体が後回しにされています。

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