再エネ・技術

【国際】IEA、電力市場に関する2026年中間報告書。再エネが最大電源に成長見通し

2026-07-24
IEAが2026年の世界の電力市場報告書で、再生可能エネルギーが最大電源に成長する見通しを示した。

専門家の視点

国際エネルギー機関(IEA)の2026年中間報告書では、再生可能エネルギーが世界の最大電源に成長する見通しが示されました。実体として、太陽光と風力のコスト低下と導入加速が顕著であり、各国の政策支援も拡大しています。しかし、同時に電力需要の増加や系統安定性の課題も無視できません。 物語は「再エネが主力電源へ」という前向きなフレーミングで構成され、そのKPIとして発電量割合が示されていますが、送電網の整備や蓄電池の普及といった実行レイヤーの進捗には十分に触れられていません。ここにズレが生じています。制度面では、導入目標は早いものの、系統接続の許認可や人材確保が追いつかない非対称性が各地で報告されており、時間軸の短期的な現実と中長期的なビジョンが一致していないのです。 隠れた前提は、「再エネが最大電源になれば脱炭素は進む」という考え方です。実際には、再エネ比率が高まるほど系統柔軟性の確保が必須になり、ガス火力や原子力の役割も同時に議論しなければ、電力市場の安定性と整合しません。 構造の本質は、物語先走り型です。

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