再エネ・技術

(令和8年7月24日報道発表)令和8年度「関西水素サプライチェーン構想実現プラットフォーム」

2026-07-24
関西広域連合が、水素ステーション整備や水素燃料電池商用車導入を集中的に進める水素大動脈構想に関するプラットフォームを立ち上げた。

専門家の視点

関西圏の水素サプライチェーン構想は、2020年の策定から5年以上が経過しても実証や事業化の具体的な進展が示されていません。今回のプラットフォームの主な活動はセミナーやダイアログによる機運醸成に留まっており、実行レイヤーが欠落した構造です。水素大動脈構想という国の動きを追い風と位置づけていますが、関西の自治体や企業が自ら具体的な投資や実証計画をいつ、誰が実行するのかが明示されていません。物語としては水素利活用の拡大を掲げながら、実体は対話の場の提供にすぎず、物語先走りの状態です。また、一般市民や学生も対象に含めている点は広範な期待形成を狙っていますが、期待だけが先行し、実体が伴わない典型例です。隠れた前提は「機運が高まれば自然と供給と需要が整う」という楽観的な因果関係です。実際には水素の製造コストやステーションの整備費用、FCVの普及台数といった経済合理性を伴う実証なくして、機運だけでは市場は回りません。次の観測点は、このプラットフォームの成果として具体的な事業化のKPIが示されるかどうかです。

「関西水素サプライチェーン構想実現プラットフォーム」では、2020年3月に策定した「将来における関西圏の水素サプライチェーン構想」の実現に向けて、産学官の幅広い主体の広域的な連携促進と機運醸成に取り組んでいます。 本年3月、福島県から福岡県までの幹線道路を中心に、水素ステーションの整備や大型トラック等の水素燃料電池商用車の導入を集中的に進める「水素大動脈構想」が官民連携により提案されました。 こうした動向を踏まえ、国及び関連事業者から取組状況等についてご講演いただくとともに、関係者間の意見交換を促進するため、セミナー・ダイアログを開催いたします。 水素エネルギーにご関心のある事業者や研究機関、行政関係の皆様をはじめ、学生や一般市民の方も含む幅広い方々にご参加いただき、関西圏における水素利活用の拡大に向けた機運醸成につなげます。 報道提供資料 (PDFファイル: 243.2KB) 〒559-8555大阪市住之江区南港北1丁目14番16号大阪府商工労働部成長産業振興室電話番号:06-6210-9486 ファックス:06-6210-9296 エネルギー検討会へのお問い合わせはこちら

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