人材・キャリア

九州大学と福岡県が連携し、水素分野の入門・初級から中・上級まで網羅した人材育成 ...

2026-07-24
福岡県と九州大学が連携し、水素分野の人材育成プログラムを提供する。

専門家の視点

この取り組みは「物語と実体の歩調は揃っているが、期待を実行レイヤーが支え切れるかが不透明」という構造を持ちます。実体として、九州大学が文部科学省の産学連携リ・スキリング事業に採択されたこと、福岡県が平成17年から1,700人以上の実績を持つことは確かな進捗です。物語として、「入門から上級まで網羅した一体的カリキュラム」というビジョンは明確で、産学官連携の枠組みも示されています。しかし、誰がこの講座を実際に受講し、修了後に水素産業の現場で活躍するのかという実行レイヤーが具体化されていません。入門・初級から中・上級への接続は、受講者の継続的な参加と企業側の採用・配置が伴わなければ空転します。また、隠れた前提は「講座を提供すれば人材が育つ」という発想です。実務では、リスキリング後に適したポストが企業内に存在するか、給与やキャリアパスと連動するかが成否を分けます。このプログラムが「講座の品揃え」で終わるか、県内企業の水素事業拡大と連動した人材循環装置になるかが次の観測点です。現時点では、期待だけが先行しないよう、実証の場と雇用の受け皿を同時に整備する必要があります。

※Foreign Languages Available 当サイトはJavaScriptを使用したコンテンツや機能を提供しています。ご利用の際はJavaScriptを有効にしてください。 ​県では、産学官による「福岡県水素グリーン成長戦略会議※」(以下、「戦略会議」)のもと、水素関連産業の集積や「環境と経済の好循環」をつくるグリーン成長を目指し、人材育成や製品開発支援、水素利活用の拡大に取り組んでいます。 また、県と国立大学法人九州大学(以下、「九州大学」)は、令和4年に包括連携協定を締結し、脱炭素分野への参入支援などの取り組みによる県内の産業振興・地域課題解決を目指しています。 このたび、文部科学省の「産学連携リ・スキリング・エコシステム構築事業」に、九州大学の「水素リ・スキリング教育プログラム」が採択されました。今後、県(戦略会議)と九州大学が連携し、受講生の募集や講座の開催に取り組むことで、水素分野における入門・初級者向けから中・上級者向けを網羅した、社会人向けの一体的な人材育成カリキュラムを提供していきます。 ※ 社会全体の脱炭素化に向けて、環境施策を経済成長につなげ、福岡県での水素による「グリーン成長」を図ることを目的とした、産学官連携組織 1 九州大学の水素分野の人材育成プログラム「リ・スキリングプログラム」概要 ・水素工学や製造・貯蔵・利用システムなど水素分野を専門的に学ぶ講座や、水素関連技術に関する実践的な実習講座など中・上級者レベルのプログラムを提供。 2 県(戦略会議)の「水素人材育成講座」概要 ・九州大学と連携して、水素全般や水素利活用に関する技術動向など水素関連分野の入門・初級レベルのプログラムを提供。 ・平成17年度の開講以来、延べ1,700人以上が受講。 〒812-8577福岡県福岡市博多区東公園7番7号 利用方法:手話リンクについてをご覧ください。 Copyright Fukuoka Prefecture All rights reserved.

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