再エネ・技術

中国の「再生可能エネルギー発展第15次五カ年計画」が公表、太陽光発電の競争軸は「長期的価値」へ

PR TIMES 2026-07-24
技術動向は企業のGX実装や関連業務の理解に役立ちます。

専門家の視点

中国の第15次五カ年計画は、太陽光発電の競争軸を「設置コストの安さ」から「長期的な電力価値」へと明確に転換する方針を示しています。これは、すでに大量導入が進んだ結果、出力抑制や系統安定性の課題という「実体」が明確になったことの反映です。つまり、これまでの「とにかく量を増やす」という物語が、物理的な制約に直面したため、修正を迫られている構造です。しかし、この計画が具体性を持つかは、電力市場改革や需給調整市場の整備といった制度面の実行レイヤーが同時に動くかにかかっています。長期的価値を評価する仕組みそのものが欠けていれば、物語だけが先行することになります。期待については、中国国内の太陽光関連株や製造企業が政策転換をどう織り込むかが当面の観測点です。日本のGX関係者にとって、この転換は「大量導入の次に来る課題」の先行指標です。システム全体の経済性を問い直すタイミングであり、単なる量の目標ではなく、価値の質を設計できるかが両国共通の分かれ道になります。

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