再エネ・技術

【インドネシア】水素・軽油混焼バスの実証事業開始 エネ省

2026-07-23
インドネシアのエネルギー・鉱物資源省が、ジャカルタで水素・軽油混焼バスの実証事業を開始した

専門家の視点

インドネシアが水素・軽油混焼バスの実証事業を開始したという発表です。実体として、既存のディーゼルバスを改造して水素を補助燃料として使う技術が導入され、軽油節約と排ガス削減を目指しています。しかし、物語としては「水素エコシステム構築の一環」という壮大なフレーミングが先行しています。ここには明確なズレがあります。つまり、混焼技術はあくまで過渡的な措置であり、純粋な水素燃料電池や水素エンジンとは異なり、水素インフラや製造・供給網の本格構築にはつながらない可能性が高いのです。従来型バスの改造という実体が、エコシステム全体を語る物語に追いついていない、典型的な「物語先走り」の構造です。さらに、エネルギー省が発表したものの、実際にバスを運行する事業者や燃料供給を担う企業が誰なのか、実行レイヤーが明確ではありません。この実証がいつまで続き、どのKPIで成功と判断するのかも不明です。隠れた前提は「水素混焼が脱炭素化の本命経路である」ことですが、現実には軽油主体から水素主体への移行は技術的にも経済的にも大きな壁があります。

【ジャカルタ時事】インドネシアのエネルギー・鉱物資源省は21日、ジャカルタで開催中の「グローバル水素エコシステム・サミット2026」で、水素・軽油混焼バスの実証事業を開始したと発表した。国内の水素エコシステム(生態系)構築の一環。 実証事業では従来型バスを改造し、水素を補助燃料として軽油と併用する技術を導入した。これにより、軽油の使用量削減と、水素による化石燃料の代替、排ガス削減を目指す。

本文は配信元の記事から取得した抜粋です。

一次ソース

配信元の記事を読む →
← GXニュース一覧に戻る