排出量算定

【脱炭素・SDGs・ESG】東亜建設工業:2030年度のGHG削減目標でSBT認定更新、Scope1・2を2020年度比44%削減へ

みんなの広報宣伝部 2026-07-22
排出量算定やScope対応の実務理解に直結し、GX業務の入口として重要です。

専門家の視点

東亜建設工業のSBT認定更新は、建設業界が直面する「実体」としての排出量削減の難易度を考慮すると、Scope1・2の44%削減という目標設定自体は堅実な判断です。しかし、ここで注目すべきはScope3、つまりサプライチェーン全体の排出量です。建設業は資材調達や建設現場からの排出が大半を占めるため、Scope3の削減なくして真の脱炭素は達成できません。この点で、記事にはScope3の具体的な目標や削減計画が明示されておらず、「物語」として不完全な状態です。目標の数値だけが先行し、実体としてのサプライチェーン全体の排出構造がどう変わるのかが示されていません。これは「実体が翻訳されていない」構造です。また、業界全体で見ると、ゼネコン各社が同様のSBT認定を取得していますが、実行レイヤーである協力会社や資材メーカーを含めた具体的な行動変容が伴っているかは別問題です。次の観測点は、東亜建設工業がScope3の削減目標をいつ公表し、どのような実行手段で協力会社を巻き込むのかです。その公表がなければ、この認定は単なるラベル付けに留まり、業界の脱炭素に貢献しません。

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