【スペイン】トヨタとBMW、レプソルの再生可能ガソリン100%使用実証開始。EU政策影響狙う
トヨタ、BMW、ボッシュ、レプソルの4社が、スペインで100%再生可能ガソリンを使用した実地試験を開始した。
専門家の視点
この取り組みには「実体欠落」の構造が潜んでいます。再生可能ガソリン100%での実証試験開始は、既存エンジン車の継続利用を可能にする技術として発表されましたが、肝心のスケールとコストが示されていません。レプソルが提供する燃料の生産量や価格帯、供給可能な拠点数といった実体が欠けており、物語(既存インフラを活かした脱炭素)が先行している状態です。 EUのZEV規制(2035年以降のエンジン車新車販売実質禁止)では、e-fuel使用車両が適用除外となるかが最大の論点ですが、今回の燃料は再生可能ガソリンであり、厳密にはe-fuel(合成燃料)とは異なります。EU政策への影響を狙うとしながら、規制の適用範囲と技術の整合性が物語上で曖昧にされています。仮に本格普及を目指すなら、再生可能ガソリンのEU法規上の位置づけと、量産化の時間軸が示されるべきですが、それらは発表に含まれていません。 実行レイヤーも不明確です。