企業動向

SGHD、1000拠点超の非財務情報を一元管理

2026-07-22
SGHDが1000拠点超の非財務情報を一元管理する仕組みを導入し、法定開示やGX・SX推進に活用する取り組みを報じている

専門家の視点

この記事は、SGホールディングスが1000拠点超の非財務情報を一元管理し、SSBJ基準対応とサステナビリティ経営基盤の整備を完了したことを伝えています。実体として、システムは4月から稼働し、アビームコンサルティングとBooostの支援で業務プロセスと開示体制が設計されました。しかし、ここで重要なのは「2028年3月期の有価証券報告書での開示」という時間軸です。現在はまだデータ収集の自動化段階であり、これを経営判断に活用するという物語が語られていますが、GX・SXの推進に実際に使われるかは、システム稼働から開示までの間に社内の意思決定プロセスが変わるかどうかにかかっています。 この記事の隠れた前提は、「非財務情報を一元管理すれば、自動的にGX推進が進む」という点です。しかし、物流業界ではGHG排出量の削減は、システム導入以前に、運行効率化や電動車両への切り替えといった物理的な投資と運用変更が不可欠です。データ基盤はそのための道具であって、それ自体が目的ではありません。物語は「収集・管理・開示」に集中し、「誰がどのようにGXを実行するのか」という実行レイヤーの具体策が欠落しています。

環境・CSRBooost(ブースト、東京都品川区)は22日、アビームコンサルティング(中央区)と共同で、SGホールディングス(HD)のSSBJ基準対応とサステナビリティ経営基盤の整備を支援し、サステナビリティERP「booost Sustainability」の導入と業務プロセスの設計、開示体制の構築を完了したと発表した。システムは4月から稼働している。 国内ではSSBJ基準に基づくサステナビリティ情報開示が段階的に義務化されることを受け、SGHDは2028年3月期の有価証券報告書での開示に向け、非財務情報を一元管理する体制の整備を進めている。総合物流企業グループとして脱炭素社会に向けた取り組みを強化し、GHG排出量などのデータを活用した環境負荷低減と事業成長の両立を目指す。 Booostは、SGHDグループの1000拠点以上の非財務情報をサステナビリティERP「booost Sustainability」で管理し、第三者保証を含むSSBJ対応を支援する。同システムは、環境や社会、ガバナンスに関するデータの収集・集計の自動化、リアルタイムモニタリング、有価証券報告書向け開示、第三者保証への対応を支援する。 アビームコンサルティングは、サステナビリティ情報の収集、集計、開示業務を整理し、SSBJ基準に対応した業務プロセスと運用体制を設計した。また、収集した非財務情報を法定開示だけでなく、GX(グリーントランスフォーメーション)・SX(サステナビリティトランスフォーメーション )を推進する経営判断にも活用するデータ基盤の構築を支援した。 Booostは今後も、「booost Sustainability」の機能強化を進め、非財務情報の高度な収集・管理・開示を支援するとともに、国際的な開示基準への対応力向上や社会課題の解決、企業価値向上に寄与するとしている。 ■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。 ※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。 LOGISTICS TODAY編集部 メール:support@logi-today.com LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。 ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。 チェーントープ、脱炭素社会実現支援APIを提供 21/09/28 産業ファンド、GRESB調査で3年連続最高評価 15/09/07 C Fロジ、積極的なサステナビリティ情報開示表明 23/04/04 ニフコがサステナERP「booost」を導入 25/11/27 安田倉庫、「サステナビリティ推進室」を新設 22/02/07 JCOM、CATV機器の回収・再生物流に参入 26/07/22 国交省、自動物流道路の複数台走行を実証 26/07/22 JR東日本物流、市川に4温度帯の自動化拠点 26/07/22 ダイワコーポ、東扇島に冷凍・冷蔵物流拠点 26/07/22 HOYA、金型643個を無償保管させ勧告 26/07/22 シーバ、仏マブリーに自動仕分けEC拠点 26/07/22 商船三井、自走不能車を5分で移動する機材開発 26/07/22 日本3PL協会、医療機器物流の現場を検証 26/07/22 ニチレイ物流復旧へ、ハッカー集団が犯行主張 26/07/22 製造業の44.5%、二次取引先以降を把握できず 26/07/22 倉庫業の53.9%、特定技能外国人採用に前向き 26/07/22 AZ-COM丸和HD、株主優待制度を新設 26/07/22 ショウケンガリレイ、藤枝に第2工場を新設 26/07/22 トラスコ中山、愛知県と災害時物資供給協定 26/07/22 TheNewGate、シンガポールに越境EC倉庫 26/07/22

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