【国際】ICVCM、CCPラベルとカーボンクレジット格付の併用推奨。相関性あり
ICVCMがCCPラベルとカーボンクレジット格付の併用を推奨し、両者に相関性があると説明した。
専門家の視点
ICVCMがCCPラベルと外部格付の併用を推奨した背景には、カーボンクレジット市場の根幹に関わる構造的なズレがあります。実体としては、クレジットの質を担保するCCPラベルと、格付機関が各プロジェクトのリスクや追加性を評価する格付は、評価軸が異なるにもかかわらず「相関性がある」とされています。ここでの隠れた前提は、格付が高いほどCCPラベル取得にも有利であるという因果関係です。しかし、CCPラベルは基準適合性の二値判定であり、格付は段階的なリスク評価です。両者の相関が本当に品質向上につながるのか、検証されていません。物語としては「併用で市場の透明性が高まる」という期待が先行していますが、実体として格付機関の評価手法が非公開である場合、透明性そのものに疑義が残ります。特に、格付が低いプロジェクトはCCPラベルを取得しても市場から排除されかねない、期待先行の副作用が見落とされています。次の観測点は、この併用が実際にクレジット価格や取引量にどう影響するかであり、制度設計と市場実態の乖離が可視化されるかが鍵です。