企業動向

[ニュースインタビュー]清水建設グリーンエネルギー事業本部長・高井裕之氏

2026-07-20
清水建設のグリーンエネルギー事業本部長が、再エネ発電事業の展開とカーボンニュートラル社会実現に向けた同社の戦略について語る。

専門家の視点

清水建設がグリーンエネルギー事業本部を新設し、太陽光発電開発から調整力市場まで事業領域を拡大する方針です。実体として、建設会社が再エネ発電事業に本格参入する動きは、企業の収益源多様化と電力市場の構造変化を反映しています。高井氏の「仕掛ける」精神という物語は、ゼネコンとしての土木・建築技術を再エネ案件に転用できる強みを前面に出していますが、同時に電力市場の価格変動リスクや系統接続の制約といった物理的限界が存在します。期待のレイヤーでは、建設会社が再エネ事業者として認められるかどうかが市場評価の鍵となります。 ここでの構造的ズレは「物語先走り」の兆候です。清水建設の事業本部新設は意欲的ですが、再エネ発電事業で収益を安定させるには、長期の電力販売契約(PPA)の確保や需給調整能力の実証が必要です。記事が当然としている前提は「建設会社が電力事業者として通用する」という点ですが、実際には発電所の建設・運用と電力市場での売電は異なるスキルセットを要求します。次の観測点は、同事業本部が実際にどの程度の再エネ電源を開発し、調整力市場で収益を上げられるかの実績です。

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