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LINEヤフー、カーボンニュートラル25年度達成 今後の課題はスコープ3 - kankyo-business.jp

kankyo-business.jp 2026-07-16
LINEヤフーが2025年度にカーボンニュートラルを達成する見通しを示し、今後の課題としてScope3(サプライチェーン排出量)の削減が焦点となることを報じている

専門家の視点

LINEヤフーが2025年度に自社のカーボンニュートラルを達成する見通しですが、ここには「実体」と「物語」の間に明確なズレがあります。同社が達成するのは主にScope1と2、つまり自社で直接排出する温室効果ガスのオフセットであり、電力調達や省エネといった既存手法で実現可能な範囲です。問題はScope3、すなわちサプライチェーン全体の排出量削減という、技術的にも経済的にも難易度が格段に高い領域が未着手のまま「課題」として扱われている点です。この構造は「物語先走り」の典型と言えます。Scope3の削減には取引先企業との協業や製品ライフサイクル全体の見直しが必要であり、単なるオフセット購買では解決しません。隠れた前提は、Scope1と2の達成が「カーボンニュートラル企業」という物語を完成させるという思い込みです。実際には、Scope3の削減こそがGXの本質であり、それを後回しにしたままでは、社会や投資家からの「期待」が先行して評価が過熱するリスクがあります。次の観測点は、LINEヤフーがScope3の具体的な削減目標と実行計画をいつ、どのように開示するかです。

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