再エネ・技術

アンモニア混焼市場規模は2035年までに76億米ドル到達へ|CAGR18.4%が牽引する次世代脱炭素エネルギー市場

アットプレス 2026-07-13
アンモニア混焼市場が2035年までに76億米ドルに成長し、年間成長率18.4%で牽引されるという市場予測を報じている。

専門家の視点

アンモニア混焼市場が2035年までに76億米ドル、年平均成長率18.4%という予測は、まさに期待先行の構造です。この市場規模の前提には、水素サプライチェーンやCCUS(二酸化炭素回収・利用・貯留)が同時に大規模導入されるという、極めて野心的な物語が潜んでいます。しかし現時点での実体は、石炭火力へのアンモニア混焼実証がまだ数%混焼率の段階にあり、商用規模での安定供給や、NOx(窒素酸化物)排出処理といった技術的課題が残されたままです。特に、アンモニアの製造過程で発生する二酸化炭素をどうオフセットするかという前提条件が、この市場予測には明示されていません。グリーンアンモニアではなくグレーアンモニアでの混焼が主流となれば、脱炭素効果は著しく低下します。このため、投資家や政策立案者の間で市場への期待が先行する一方で、その期待を支える技術や制度の実装が追いついていない状態です。次の観測点として、実際のアンモニア供給契約の長期化や、実証プラントでの混焼率がいつ30%を超えるかが、予測の現実性を測る指標となります。

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