再エネ・技術

「林地残材など地域資源の有効活用と脱炭素化を目指す」広島ガスがバイオマス発電所を稼働 ...

2026-07-16
広島ガスグループが林地残材など地域資源を活用した初のバイオマス発電所の運転を開始し、脱炭素化を目指す取り組みが報道公開された。

専門家の視点

林業の現場で放置される林地残材や未利用間伐材を燃料にした発電です。運用力を担うのはグループ会社で、発電出力は2.4MW、年間発電量は一般家庭約2,700世帯分に相当します。固定価格買取制度(FIT)を活用し、2024年9月から営業運転を開始しました。 この取り組みの実体は、確かに地域資源の循環利用とCO₂削減を同時に狙う点で合理性があります。しかし物語のフレームには注意すべき点があります。「カーボンニュートラル」と一口に言いますが、バイオマス発電の燃焼時に排出されるCO₂は、植林による吸収と時間差が生じます。その時間差をどう扱うか、物語の中では省略されがちです。また林地残材の安定調達と運搬コストが経済合理性を左右しますが、この点が実証データとして示されているわけではありません。 期待のレイヤーでは、FITによる固定価格買取が終了した後の自立性が課題になります。地元住民や投資家がこの事業を「持続可能な地域モデル」と評価するか、「補助金依存の限定的な取り組み」と見るかは、今後の実績次第です。 構造の中心にあるのは、物語先行のリスクです。

カーボンニュートラルな新たな取り組みです。今月1日に運転を始めた広島ガスグループで初めてとなるバイオマス発電所が報道陣に公開されました。広島県廿日市市の「大野浦バイオマス発電所」です。敷地面積はおよそ…

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