制度・政策

洋上風力上限額は70万/長期脱炭素電源第4回入札/経産省WG

2026-07-15
経産省が2026年度の長期脱炭素電源オークション第4回入札に向け、洋上風力発電の上限価格を70万円/kWとする方針を固めた。

専門家の視点

長期脱炭素電源オークション第4回入札で洋上風力の上限価格が70万円/kWに設定されました。この価格は過去の実績や国際比較から見て、実体としての建設コストや運転維持費の実勢を反映したものと言えます。特に、資材高騰や円安、人材不足といった物理制約の中で、この上限が事業者にとって適正な採算ラインを確保できるかが焦点です。 物語としては、経産省は安定した発電コストでの長期的な電力調達という枠組みを提示しています。しかし、上限価格だけが先行し、実際の入札で事業者がどの程度の価格を提示するか、またそのKPIとしての設備利用率や着床時期の達成可能性が検証されないまま進む危険性があります。 期待先行の構造がここに現れています。市場は洋上風力の普及に高い期待を寄せますが、送電網の整備や港湾インフラ、人材の執行キャパシティが追いついていません。上限価格が低すぎれば入札不調が起き、高すぎれば国民負担が増すトレードオフを、経産省は制度設計でどう解消するかが観測点です。次の注目は、入札結果と実際の運転開始時期の乖離です。

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