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石油資源開発、米国の原油・天然ガス生産4倍に 日本供給も検討 - 日本経済新聞

2026-07-11
石油資源開発が米国での原油・天然ガス生産を4倍に拡大し、日本への供給も検討する計画を発表した。

専門家の視点

この発表の構造的な中心は、石油・天然ガス生産を4倍に拡大する「実体」と、カーボンニュートラルとの「両立」を掲げる「物語」の間に、明確な整合性の検証が欠けている点です。 実体としては、輸出量を増やすには追加の排出量が不可避であり、技術的にCCUSやメタン漏洩対策だけで相殺できる規模を超えている可能性が高いです。物語は「両立」というフレーミングで説明されていますが、具体的な削減KPIや、生産増と削減を両立させる経路の詳細が示されていません。このため、物語が実体の制約を十分に翻訳できていない状態です。 隠れた前提は「日本の供給安定がカーボンニュートラルより優先される」という価値判断です。しかし、国際的な投融資基準では、生産拡大計画は座礁資産リスクとして評価され始めています。投資家やESG評価機関からの「期待」は、この実体と物語のズレを感知し、資本コストの上昇や資金調達難として表れる可能性があります。 構造を一言で手渡すなら、これは「物語先行型のGX戦略」であり、実体の物理的制約(排出量の増加)と期待の市場評価(資金調達リスク)の間で、今後3年以内に整合性が試されるでしょう。

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