中小企業の脱炭素化支援 県や銀行がコンソーシアム /広島
広島県内の官民連携組織「ひろしま脱炭素経営支援コンソーシアム」が発足し、中小企業の脱炭素化を支援する。
専門家の視点
中小企業向けの脱炭素経営支援組織が広島で発足しましたが、構造的には実体と物語の間に顕著なズレがあります。実体として、県・金融機関・経済団体が集まる枠組み自体は具体的ですが、肝心の「中小企業が実際に脱炭素へ動くための実行レイヤー」が欠落しています。コンソーシアムは協議体に過ぎず、現場の中小企業が投資判断やGHG算定を誰が・どの予算で・どの程度のスピードで実行するのか、制度設計が示されていません。物語は「官民連携で加速」と前向きですが、実行主体がいないまま連携が先行すると、会議体だけが増え進捗が実質化しないリスクがあります。時間軸では、2050年目標は長くても中小企業の経営判断サイクルは数年単位であり、すぐに行動に移せる支援メニュー(補助金申請代行・簡易算定ツール導入・融資条件の具体化など)が併走しないと、期待先行で終わる可能性が高いです。隠れた前提は「連携すれば中小企業は動く」という楽観視。実際には各社の経営リソースが逼迫しており、受け身のままでは変わらないという現実が直視されていません。
県内の中小企業の脱炭素化を後押しする官民連携組織「ひろしま脱炭素経営支援コンソーシアム」が9日、発足した。県や金融機関、経済団体などで構成し、2050年に県内の温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする県目標の実現に向け、環境に配慮した取り組みを加速させる。 広島市中区の県庁で設立総会が開かれ、銀行や信… Google検索で「毎日新聞」の記事を優先的に表示できます。1ステップで今すぐ登録する
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