水素大動脈構想 商用車用向けST整備 福島-福岡間で30カ所
専門家の視点
水素ステーション30カ所の整備計画は、福島-福岡間の商用車向けという具体的なルートと台数を示した点で、従来の漠然とした「水素社会」像から一歩踏み出しました。しかし、ここには構造的なズレが潜んでいます。 実体として、現状の水素ステーションは稼働率が低く、整備コストが高額であるため、事業として成立しにくいという物理制約があります。今回の計画は、この「ステーションが先か、FCトラックが先か」という鶏卵問題に対して、強制的な需要創出を狙ったものです。 問題は「物語」と「実体」の接続にあります。記事は整備数やルートを強調しますが、肝心の「その水素を誰が・いくらで供給するのか」という実行レイヤーが曖昧です。再生可能エネルギー由来のグリーン水素か、化石燃料由来のグレー水素かでCO2削減効果とコストが全く異なります。また、FCトラック自体の車両価格と総保有コストがディーゼル車に勝てる見通しも、本文からは読み取れません。 この計画の成否を分けるのはステーションの数ではなく、水素の価格競争力と、並行して進むBEV(バッテリー電気自動車)トラックとの使い分けの明確化です。
HOME 一般 水素大動脈構想 商用車用向けST整備 福島-福岡間で30カ所 2026.07.07付 FC(燃料電池)トラック普及の障壁となっている水素ステーション(ST)の整備に向け、水素バリューチェーン推進協議会(JH2A)と日本自動車工業会が主導する「水素大動脈構想」が動き出した。今後10年間で、福島―福岡間の各主要都市に、商用車向けの水素STを30カ所新設する。水素STの増設により、FCトラックの利便性を高め、普及を後押しする。 FCトラックは物流の脱炭素を実現する手段として導入が始まっている。例えば、F―LINEは2025年1月に1台を導入し、 全文ご覧になりたい方は、「紙面」もしくは「電子版」のご購読をお申し込みください 電子版のIDをお持ちの方はこちらからログインできます! トナミ×JPロジ 横浜市に共同施設第1弾 配達・運行効率化へ協働
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