インド由来の低炭素アンモニア SC計画が水素社会推進法の大臣認定 IHIなど
IHIなど7社がインド由来の低炭素アンモニア大規模サプライチェーン計画に関して水素社会推進法の大臣認定を取得した。
専門家の視点
インド産低炭素アンモニアの大規模サプライチェーン計画が、水素社会推進法に基づく大臣認定を受けたというニュースです。7社連合によるこの取り組みは、実体として「技術の輸出元」と「受け入れ側のインフラ整備」が同時に動き始めた点が現実です。低炭素アンモニアはアンモニア単体の輸送・貯蔵技術が既に確立しており、かつ燃焼時のCO2排出も無いため、実体面での物理制約は比較的低いと言えます。 物語のフレーミングは「国際サプライチェーン構築による脱炭素の具体化」ですが、ここには隠れた前提があります。インド側での低炭素アンモニア製造が、本当に「低炭素」と言えるだけのCCSや再生可能エネルギー由来水素の確保が同時進行しているのかです。日本の企業連合が主導する調達計画だけでは、製造工程の実質的な炭素強度証明まではカバーしきれていません。 期待はやや先行気味です。大臣認定という制度上の後ろ盾がついたことで、投資家や電力会社は調達の確度を過大評価する可能性があります。実際のKPIはアンモニア受入規模の達成時期と、インド側の製造工程の低炭素化の同時進行度合いです。