京都中央信用金庫、企業の脱炭素経営を支援 東京海上系と連携
京都中央信用金庫が東京海上スマートGXと連携し、企業の脱炭素経営を包括支援するサービスを開始した。
専門家の視点
地域金融機関が脱炭素支援に乗り出す動きは確かな実体ですが、見逃せないのは支援の「実行レイヤー」の曖昧さです。本サービスは目標設定から排出量可視化、削減計画策定までを一括で提供するとされていますが、実際に削減を実行するのは取引先企業自身です。中小企業にとって、計画策定支援を受けても、その後の設備投資や業務改善を自社で進める人材・資金・時間が不足しているケースが多く、ここに「物語」と「実体」のズレが潜んでいます。物語は「地域金融機関の使命」としての支援を強調しますが、実体は計画策定で止まり、実行段階での進捗管理や資金調達手段の具体性まではカバーされていません。また、有償サービスであることから、コスト負担に対する中小企業の抵抗感も予想されます。記事が当然としている「連携すれば課題が解決する」という前提を問い直すと、連携先の東京海上スマートGXは全国30金融機関と連携目標を掲げていますが、地域ごとに異なる業種構成や排出構造に合わせたきめ細かい支援が均質に提供できるかは未知数です。
一次ソース
- https://regist.nikkei.com/ds/setup/briefing.do?me=B017
- https://nikkei.go.link/article/DGXZQOUF0657Q0W6A700C2000000?adj_t=1lssb67q&adj_campaign=article
- https://regist.nikkei.com/r123?ak=https%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Farticle%2FDGXZQOUF0657Q0W6A700C2000000&n_cid=DSPRM1AR08
- https://regist.nikkei.com/r123?ak=https%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Farticle%2FDGXZQOUF0657Q0W6A700C2000000&n_cid=DSPRM1AR08#free