夢洲2期開発に着手/二段階審査・1月8日まで申請/大阪府・市
大阪府・市が夢洲2期開発に着手し、二段階審査を経て1月8日まで計画提案を募集。計画にはまちづくりDX・GXが含まれる。
専門家の視点
GX先端技術の実証フィールドとして位置づけられた夢洲第2期開発が、二段階審査という手続きで始動しました。大阪・関西万博の会場隣接地であり、GXの実体は「都市空間形成」と「DX・GX」というキーワードが並ぶ提案書のレベルにあります。しかし、肝心の「誰が・どの技術で・いつまでに・何の排出をどれだけ減らすのか」という具体的な削減目標や技術ロードマップは現時点で示されていません。ここに実体欠落の構造があります。つまり、GXという物語は掲げられているが、実現手段としてのエネルギー供給源(水素・アンモニア等)、廃熱利用の設計、建築物のZEB化比率といった測定可能なKPIが欠落したまま、期待だけが先行している状態です。大阪府・市は手続きの整備(申請期間設定)に注力していますが、肝心の「実行レイヤー」、すなわち実際に工事を担うゼネコンやエネルギー事業者との連携、さらには資金調達スキーム(GX経済移行債の活用等)の具体性がまだ見えていません。この開発が本当にGXの旗印にふさわしい成果を生むか否かは、二段階審査の第二段階で「実体」がどこまで落とし込まれるかにかかっています。