燃転のGXへの位置付け「歓迎」、LNG安定供給確保に努力/内田JGA会長
日本ガス協会会長が、天然ガスへの燃料転換をGXに位置付ける国の動きを歓迎し、LNG安定供給確保に努める方針を表明。
専門家の視点
資源エネルギー庁の審議会と自民党議連が、天然ガスへの燃料転換をGXに位置づけたことを業界団体が歓迎したという構図です。ここには三つのレイヤーに構造的なズレが生じています。 実体として、LNGは石炭よりCO2排出が約半分である一方、メタン漏洩の実態や上流投資の停滞、価格高騰による調達リスクという物理的制約が存在します。燃転には経済合理性があるケースもあるが、それは「火力発電の延命」であり、カーボンニュートラルへの経路とは本質的に矛盾します。 物語は「LNGは移行燃料」という国際的に広まったフレーミングですが、この語りには「いつまで移行期間を続けるのか」「その後どうするのか」という時間軸と出口戦略が欠落しています。GXという言葉に過大な意味を載せて、技術的な限界を隠蔽している可能性があります。 市場と投資家の期待は、米国や豪州のLNGプロジェクトへの巨額投資に現れていますが、これは2030年時点の需給逼迫期待に基づいた投機的側面が強く、2050年ネットゼロから見ると資産座礁リスクを抱えています。 隠れた前提は「CO2削減がGXの全てである」という点です。
日本ガス協会(JGA)の内田高史会長は6月30日の記者会見で、国の審議会や自民党の議員連盟が、天然ガスへの燃料転換はGX(グリーントランスフォーメーション)に資するとの方向性を打ち出したことについて「意義深い」と述べ、歓迎の意を表した。 総合資源エネルギー調査会のガス事業環境整備ワーキンググループは5月と6月の会合で、日本のGX実現に向けたガス事業の貢献に関する四つの方向性の一つ...
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