制度・政策

【中国】政府、2030年までのエネルギー計画発表。再エネ大幅拡大。電化、水素、省エネも

2026-06-28
中国政府が2030年までのエネルギー計画を発表し、再生可能エネルギーの大幅拡大や電化、水素、省エネを進める方針を示した。

専門家の視点

中国が2030年までのエネルギー計画で再エネ大幅拡大、電化、水素、省エネを掲げた背景には、実体として石炭火力の稼働率がなお高く、電力系統の柔軟性が不足しているという現実があります。物語としては「新エネルギーシステム建設」というビジョンは明確ですが、実行手段である系統安定化や蓄電設備の整備スケジュール、火力のフェードアウト条件が具体的に示されていません。この点で物語先走りの構造が疑われます。期待面では、中国政府の計画発表を受けて国内外の再エネ・水素関連株が反応する可能性がありますが、実体が伴わなければバブル的な過熱リスクも存在します。特に水素分野はコストとインフラ整備のハードルが高く、現状では実体欠落の懸念があります。隠れた前提として、中国が「系統安定化を達成しながら再エネ比率を飛躍的に高められる」という楽観的な見通しがありますが、過去の五カ年計画でも系統制約がネックになった事例を無視できません。次の観測点は、具体的な蓄電設備導入量と石炭火力の運用ルール変更がいつ公表されるかです。

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