再エネ・技術

【日本】九電みらいの潮流発電実証事業、環境省補助金に再び採択。四国電力も加わる

2026-06-27
九州電力傘下の九電みらいエナジーと四国電力が共同提案した潮流発電機の長期信頼性検証事業が、環境省の補助事業に採択された。

専門家の視点

九電みらいエナジーと四国電力による潮流発電の長期信頼性検証事業が、環境省の補助事業に再び採択されました。この事業の実体は、海底固定型という確立した方式での長期実証であり、技術的な実行可能性を確認する段階です。しかし、物語としては「地域共生型モデル構築」という制度の枠組みに収められており、発電コストや系統連系などの実用化に向けた具体的な数値目標やスケジュールが示されていません。期待の面では、再生可能エネルギーの多様化への期待が先行し、潮流発電の導入ポテンシャルや経済合理性についての冷静な評価が不足するリスクがあります。 ここで問い直すべき隠れた前提は、潮流発電が「地域分散型エネルギーの主役になりうる」という点です。潮の流れは時間的に予測可能ですが、設備利用率や設置海域の制約から、太陽光や風力と比較して発電単価が高くなる構造は変わりません。四国電力の参画は、実証のスケール拡大に寄与する一方で、両社とも自社の電力系統との接続や需給調整コストをどう負担するかという実行レイヤーが曖昧です。

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