Nikkiso Vietnam, Inc.にて太陽光発電システムを導入/年間約4,000トンのCO2排出削減へ | | 日機装株式会社
専門家の視点
実体として、Nikkiso Vietnamが太陽光発電を導入し、年間4,103トンのCO2削減を見込む点は確かな数字です。ベトナム工場でのPPAモデル採用や既存の国内拠点実績も明確です。一方で、物語は「中期経営計画の目標達成に向けた取り組み」と説明されますが、削減量がグループ全体の排出量に占める割合や、ベトナムでの電力グリッドの炭素強度を考慮した実際の削減効果の計算根拠が示されません。このため、物語が実体を拡大解釈しているリスク、つまり物語先走りの構造が潜んでいます。期待については、プレスリリースであり投資家や市場の反応は直接的には見えませんが、「低・脱炭素社会に貢献」というフレーズだけでは、ステークホルダーがこの一拠点の取り組みをどう評価すべきかの判断材料が不足しています。次の観測点は、この削減量が2030年目標やScope排出量全体の何パーセントに相当するのか、という実体と物語のギャップです。日本企業のGX人材にとっては、個別拠点の好事例をグループ全体の戦略にどう翻訳し、投資判断に使えるKPIに落とすかが、物語が空回りしないための本質的な課題です。
日機装株式会社(以下「日機装」)の100%子会社で、航空機部品の製造を行なうNikkiso Vietnam, Inc.(ベトナム・ハノイ近郊)は、ベトナム第1工場および第2工場建屋に設置した太陽光発電システムの稼働を開始しました。 この太陽光発電システムによる年間発電量は6,134MWhを見込み、年間4,103トン(2024年比-30.5%)の二酸化炭素排出量が削減されると推計されます。 なお、日機装ではこれまでに、金沢製作所(石川県金沢市)および宮崎日機装(宮崎県宮崎市)の2拠点において太陽光発電システムを導入しています。 日機装は、中期経営計画「NIKKISO 2028」においてサステナビリティ経営の推進に向けた6つのマテリアリティ(重要課題)を特定し、その一つである「環境負荷低減の取り組み」においてGHGの削減を目標に掲げています。 日機装グループは今後も、製造拠点におけるCO2排出量の削減と低・脱炭素社会の実現に貢献する製品・技術開発に取り組んでまいります。 ※PPA=Power Purchase Agreement(電力販売契約)の略。PPA事業者が需要家の敷地内などに太陽光発電設備を無償で設置し発電した電力を需要家が購入する仕組み。 本社所在地: 東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号恵比寿ガーデンプレイスタワー22階 代表者: 代表取締役 社長執行役員 加藤 孝一 事業内容: 産業用特殊ポンプ・システム、医療機器、航空機部品等の製造・販売 URL: https://www.nikkiso.co.jp/
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