再エネ・技術

LH2の冷熱利用実証、冷凍機や建物空調用に/岩谷産業×大林組

2026-06-26
岩谷産業と大林組が液化水素の冷熱を冷凍機や建物空調に活用する国内初の実証を4月に開始した。

専門家の視点

液化水素(LH2)の気化時に発生する冷熱を、これまで廃棄していたエネルギー源から建物空調などの有用な資源に変換する実証です。この記事の構造を分析すると、まず実体として、岩谷産業と大林組が熱交換器を開発し、実証設備で技術的な実用可能性を確認したという測定可能な事実があります。半導体工場など120カ所へのLH2供給網という既存インフラも、この冷熱利用を支える現実的な基盤です。 しかし物語には「国内初の実証」と価値付けられていますが、ここでの隠れた前提は、この冷熱が空調需要と時間的・地理的に一致することを当然としている点です。LH2の気化は連続的に発生しますが、空調負荷は季節や時間帯で大きく変動します。熱交換器だけでなく、冷熱の貯蔵や需給マッチングの仕組みが実用化の鍵です。 期待のレイヤーでは、岩谷産業は新たな利用方法として提案する方針を示し、市場での採用期待を醸成しています。ただし、現在は単一拠点での技術実証段階であり、具体的な導入先や経済性の試算は明示されていません。

岩谷産業は18日、大林組と共同で、液化水素(LH2)の冷熱を建物の空調などで利用する国内初の実証を4月から開始したと発表した。LH2を気化させる際の冷熱を回収する熱交換器を開発。岩谷産業の中央研究所・岩谷水素技術研究所(兵庫県尼崎市)に設置して、技術的に実用可能であることを確認した。岩谷産業は、半導体工場など約120カ所にLH2を供給しており、LH2冷熱の新たな利用方法として提案していく方針...

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