制度・政策

エネ需給の強靱化で計画策定へ

2026-06-26
政府は再生可能エネルギーなどGX推進のため、エネ需給の強靱化に向けた計画策定を進める方針を表明した。

専門家の視点

首相が表明したエネルギー需給強靱化の総合計画は、中東情勢という外部ショックを契機にしています。ここには構造的なズレが三つあります。 一つ目は「物語欠落」です。計画策定の期限は示されたものの、どのような手段で強靱化を達成するのか、具体的な数値目標や技術ロードマップ、コスト負担の枠組みが一切語られていません。「強靱化」というスローガンだけが先行し、実体が伴うかは未知数です。 二つ目は「実行レイヤーの欠落」です。計画を誰が実行するのか、電力会社・石油元売り・自治体・消費者それぞれの役割分担が見えません。制度の導入だけ早まっても、現場の人員や資金が追いつかない非対称性が起きるリスクがあります。 三つ目は隠れた前提への問い直しです。記事は「原油供給不安=緊急対応が必要」という因果を当然視していますが、日本は戦略的石油備蓄を約200日分保有しており、短期的な供給途絶リスクは極めて低い。問題の本質は、備蓄後の需給調整や価格高騰への家計・産業対策であり、供給量の確保だけでは解決しません。 結局、この表明は中東情勢への政治的応答としては機能しても、GX投資の長期シグナルとしては弱い。

高市早苗首相は26日、中東情勢の混乱で原油の供給不安が広がったことを踏まえ、エネルギーの需給構造の強靱化を進めるための総合計画を8月末までに策定すると表明した。再生可能エネルギーなどGX(グリーント 宅配新聞を講読中の方は追加料金なしで利用できます 無料で登録すると月10本の鍵付き記事が読める ※福島民報社の記事のみ。「全国のニュース」などの他社提供記事はご覧いただけません さらに有料プランのご契約でほぼ全ての記事が読める

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