JR東、にかほ市の太陽光発電所に蓄電池導入へ 需要高い時間帯に電力供給 | NEWSjp
専門家の視点
このニュースの構造は、実体は小規模ですが明確な一歩であり、物語は「蓄電池併設の初事例」という前進を伝えていますが、期待はまだ限定的です。にかほ市の太陽光発電所(出力2.5MW)に蓄電池(出力2MW・容量8MWh)を併設する計画は、技術的には標準的であり、来春の完成という時間軸も具体性があります。しかし、JR東日本グループ全体の再エネ戦略の中では、この一事例がどの程度のインパクトを持つのか、物語が実体以上に大きく描かれている印象はありません。 中心のズレは「物語欠落」に近い部分です。蓄電池導入の効果(需要時間帯への電力シフト)は明示されていますが、JR東日本が目指すグループ全体のGX目標や、この施策がその目標に対してどの位置づけなのかが示されていません。数字は出ているものの、何を目指すのかという物語が不足しています。隠れた前提として、「卸電力市場を通じた売電」が最適な活用方法であるとされていますが、JR東日本が鉄道運行や駅施設での自家消費に活用する方が、需要の時間帯マッチングや系統負荷低減の観点で理にかなう可能性もあります。
JR東日本は23日、JR東日本エネルギー開発が運営管理するにかほ市の「にかほ市象潟太陽光発電所」(出力約2.5メガワット)に蓄電池を来春にも導入すると発表した。発電した電力を蓄電し、需要の高い時間帯や発電ができない夜間に電力を供給する。JR東日本グループで再生可能エネルギー施設に蓄電池を併設するのは初めて。 JR東日本によると、設置する蓄電池は出力約2メガワット、容量約8メガワット時。にかほ市象潟太陽光発電所で出来る約4時間分の電力を蓄えられるという。発電・蓄電した電力は卸電力市場を通じて売電する予定。設置工事は来年3月にも完成する見通し。
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