企業動向

脱炭素化サービス業界動向:2026年の市場規模は1195百万米ドル見込み

note 2026-06-25
企業のGX対応事例として、現場で何が求められるかを知る手がかりになります。

専門家の視点

脱炭素化サービスの市場規模が2026年に1195百万米ドルという数値で示されましたが、この数字の根拠となる具体的なサービス区分や算定範囲が不明瞭です。ここで問われるのは、この市場規模が「どのような実体」を測定しているのかという点です。 現状、脱炭素化サービスと一言で言っても、カーボンクレジットの仲介やコンサルティング、排出量算定・可視化のSaaS、省エネ機器の導入支援など、ビジネスモデルや収益の性質が全く異なる領域が混在しています。この数字はそれらを一つの括りにすることで、市場の拡大期待を先取りする物語を創り出しています。しかし、実体としては、国際的な排出量取引制度の運用ルールが未確定であることや、算定基準の国際的なコンフリクト(EUと日本の違いなど)が、サービス提供の共通基盤をまだ固めきれていない事実があります。 市場規模の成長予測と、それを実現するための制度・基準の整備スピードには明確な時間軸のズレがあります。この記事が当然としている「市場は自然に拡大する」という前提を問い直す必要があります。

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