ESG・金融

【日本】環境NGO、運用会社の気候変動ランキング2025発表。首位アセットマネジメントOne

2026-06-24
環境NGOが日本の資産運用会社14社の気候変動ランキング2025を発表し、運用会社の脱炭素対応の現状を評価した

専門家の視点

A SEED JAPANとJACSESが発表した資産運用会社の気候変動ランキングは、実体としての運用行動と、運用会社が掲げる物語との間に明確な差があることを示しています。首位のアセットマネジメントOneはスチュワードシップ活動やネットゼロ目標で高評価を得ていますが、他の運用会社では気候変動への対応方針が明確に示されないまま、評価が低迷する構造です。 このランキングの核心は、物語先走りの構造です。多くの運用会社はESG投資や気候変動対応を自社のブランディングに活用していますが、実際の議決権行使やエンゲージメントの質、化石燃料関連企業への投資比率など、実体を伴った行動が伴っていないことが浮き彫りになります。ここで問い直すべき前提は、「運用会社が気候変動対応を自己の収益最大化と両立できる」という暗黙の仮定です。実際には、短期的なリターンと長期的な脱炭素目標は衝突する局面があり、その際に運用会社がどちらを優先するかが、ランキングで測られる本質的な要素です。 日本でこのランキングが持つ意味は、投資家と市民の期待が実体を上回っている点にあります。

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