再エネ・技術

【研究】岩谷産業・大林組:液化水素冷熱を建物空調に活用、国内初の実証で冷熱90%程度を回収

2026-06-24
岩谷産業と大林組が液化水素の冷熱を建物空調に活用する国内初の実証で、冷熱の90%程度を回収した。

専門家の視点

液化水素の冷熱回収率90%という数値自体は優れた成果ですが、実証規模は燃料電池20台分に限られ、建物空調全体でのエネルギー削減効果は未知数です。記事は「国内初」「安定回収技術の開発」と前向きに語る一方、二次冷媒の凝固という課題を克服した点に焦点を当て、実用化に不可欠なコストやスケールアップの壁について触れていません。読者は液化水素冷熱の即時普及を期待しがちですが、現状は限定的な実験環境での達成であり、全体的な脱炭素インパクトはまだ小さいと言えます。ここには「規模と効果のギャップ」、つまり投資対効果の不明瞭さが潜んでいます。また、利益を得る主体は岩谷産業と大林組の技術検証であり、建物所有者や電力消費者への直接的な便益は記事から読み取れません。日本企業やGX人材は、こうした実証段階の技術を過大評価せず、実用化までの距離とスケーラビリティを冷静に見極める視点が今後不可欠です。

岩谷産業と大林組は、液化水素の冷熱利用に向けた熱交換技術を開発し、建物空調などに利用する実証を国内で初めて開始した。岩谷産業の中央研究所・岩谷水素技術研究所で、液化水素が気化する際に発生する冷熱を冷却エネルギーとして活用し、電力削減と脱炭素化への貢献を目指す。 液化水素はマイナス253度の極低温のため、熱交換時に二次冷媒が凝固し、伝熱性能の変動や流路閉塞が課題となっていた。両社は関西大学の研究協力も得て、凝固を許容しながら冷熱を安定回収する技術を開発。純水素型燃料電池20台に供給する液化水素を冷熱源とし、建物空調用冷水や冷凍ショーケースの冷却に利用した結果、気化過程で得られる冷熱量の90%程度を回収した。 【出典】 ▷国内初!液化水素冷熱の建物空調、冷凍設備への実用に向けた実証を開始~液化水素冷熱の安定回収を可能とする熱交換技術を開発~ ※本記事は一次情報をもとに生成AIを活用した要約です。詳細は公表資料をご確認ください。 ※掲載画像は公表資料またはホームページからの引用です。

本文は配信元の記事から取得した抜粋です。

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